糖尿病内科|名古屋市昭和区のおかやま糖尿病・甲状腺クリニック、内分泌内科、糖尿病内科、一般内科

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糖尿病内科

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糖尿病とは

インスリンの作用不足により慢性的に血糖の高い状態を来す病気です。

インスリンとは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞で作られて、血液中に分泌されるホルモンです。分泌後は肝臓を経て、筋肉、脂肪組織などに作用して、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込み、エネルギーの利用や貯蔵などを行い、血糖を低下させます。

このインスリンの分泌の低下や、肝臓、筋肉、脂肪組織などにおける作用が悪くなると、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇し、糖尿病を来します。

糖尿病の診断

正常の場合、血糖値は70-140 mg/dlの間にコントロールされています。
しかし、10時間以上絶食した場合の血糖値(空腹時血糖)が126 mg/dl以上で、かつ食事に関係なく、随時に測定した血糖値が200 mg/dl以上の場合は糖尿病と診断されます。
また、グリコヘモグロビン(HbA1c:ブドウ糖と血液中のヘモグロビンが結合したもので、血糖値の過去1-2ヶ月の平均値を示す血液検査)が6.5 %以上、あるいは75gブドウ糖負荷試験の2時間後の値が200 mg/dl以上の場合も、上記のいずれかが当てはまれば糖尿病と診断されます。

当院では、血糖値、HbA1cを約5分で測定できる機器を備えております。また、ブドウ糖負荷試験もいつでも行える体制を整えております。

糖尿病の種類

糖尿病には、大きく分けて1型と2型があります。

1型糖尿病
インスリンを作る膵β細胞が破壊され、通常はインスリンがほとんど分泌されなくなる病気です。多くは、小児期に発症しますが、最近は高齢者でも見られます。
原因は、膵β細胞に対する抗体(標的物を攻撃する体内で産生される物質)が産生される自己免疫性と、原因不明の特発性に分かれます。
当院では、膵β細胞に対する代表的な抗体である、抗GAD抗体を測定して鑑別しています。
また、インスリン分泌能を調べる方法として、インスリンと同時に膵臓のβ細胞から分泌される血液中のC-ペプチドを測定しています。この物質は体内で使用されることがなく、すべて尿中に排泄されるので、インスリン分泌能のよい指標となります。
2型糖尿病
糖尿病全体の約95%を占める一般的な糖尿病で、インスリンの分泌不足と作用不全により発症し、多くは遺伝的素因(祖父母、両親、兄弟が糖尿病など)が原因で、そこに生活習慣の乱れ(過食、運動不足、ストレスなど)を伴って発症することが多いです。

糖尿病の症状

糖尿病は、初期の場合、全く症状のないことが特徴です。そのため、進行してから発見されることが多い病気です。進行した場合(場合によりますが、多くは血糖値が300 mg/dl以上)には、口の渇き、尿の回数の増加、体重減少、身体のだるさなどの症状が出ます。
そのような症状を自覚した場合は、すぐに当院をはじめとする専門病院を受診して下さい。

糖尿病の合併症

糖尿病の合併症には急激に起こるものと、ゆっくり進行するものがあります。

急激に発症する場合は、急激に高血糖になり、上記の糖尿病の症状や、脱水症状、腹痛などが急激に起こり、ひどい場合には意識がなくなることもあります。1型糖尿病の初期には、このような状態になることがありますし、清涼飲料水やスポーツドリンクの多量摂取により起こる場合もあります。生命に危機を及ぼす場合もありますので、早期の医療機関への受診が必要です。
また、血糖値が70 mg/dl未満になる低血糖の場合は、動悸、冷や汗、めまい、手の震えなどの症状が起こり、ひどい場合には意識がなくなります。糖尿病の薬による治療中や、初期の糖尿病の患者さんに見られることが多いです。

ゆっくり進行する合併症としては、神経や細い血管が障害される三大合併症が有名です。
一つ目は神経障害です。手足の細い神経がまず冒され、手足のしびれや痛みが起こりますが、まずは足から両側とも起こるのが特徴です。また脳などの中枢神経が冒されればアルツハイマー型認知症になることも最近知られて来ました。
二つ目は網膜症です。眼に映った風景を受けて、脳に伝える役目をするのが網膜です。糖尿病が進行した場合、網膜の出血や血流の閉塞、網膜の剥離が起こり、最終的には失明する合併症です。糖尿病は成人の失明原因疾患の第2位を占めます。そのため、糖尿病の患者さんは、定期的に眼科受診をすることが必要です。当院では、糖尿病の患者さんには、必ず眼科受診をお勧めしておりますし、必要があれば紹介状を記載しています。
三つ目は腎症です。最初は尿に蛋白が出るだけですが、次第に尿量が減少し、全身にむくみが出現し、最終的には血液透析が必要になります。血液透析の原因疾患の第1位は糖尿病です。腎症にならないためには、血糖コントロールのみでなく、血圧や血中コレステロールを正常に保つことが必要です。当院では、早期の腎症を発見するために、初診の患者さんには尿中の詳細な蛋白量の測定(尿アルブミン量)を測定しています。

その他、太い血管が障害されると、脳や心臓に影響し、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞など死に至る重症な合併症が起こります。また、皮膚、爪、骨、歯肉、胃腸、膀胱、性器など、全身の様々な部分にも障害が起こる可能性がありますし、肝癌、膵臓癌、大腸癌などの悪性腫瘍の発症にも関連していると言われています。

糖尿病の検査(自己血糖測定、とくにリブレについて)

インスリンあるいは注射薬にて治療している糖尿病患者さんには、自己血糖測定が保険適応されています。
自己血糖測定とは、穿刺器具で指先や手のひらを針で刺して少量の血液を出し、測定器で血液を吸引して血糖値を測定する器械です。現在、当院では2種類の器具を用意しております。
2017年9月1日より、指先などを穿刺して血液を出さずに血糖を測定できる器機(リブレ)が保険適応になりました。
この器具は、左腕の内側に、直径35ミリ、厚さ5ミリ、重量5グラムのセンサーを24時間装着し、読み取り機をかざすだけで最短1分おきに血糖を何回でも測定できます。また、今後の血糖の推移を予測して、矢印で血糖が上がるのか、下がるのかを示してくれます。
ただし、このセンサーは、血液そのものを測定するのではなく、組織液中の糖を測定しますので、実際の血糖と比較して、1割程度の誤差が生じる可能性がありますし、15分程度前の血糖が表示されます。
また、読み取り機は自己血糖測定器でもあり、穿刺した血液を測定することも可能です。
センサーは、水につけても大丈夫ですので、入浴や水泳も可能で、最長2週間まで装着できます。装着も付属の装着器具にて簡単にできます。
お値段ですが、読み取り機は当院から貸し出しますので無料です。また、センサーは、自己血糖測定の血液を吸引する部分(チップあるいは電極)とともに、1ヶ月に2個まで、装着器具とともに処方しますので、お値段は今までと変わりません。
この器機は、低血糖や高血糖が心配で、血糖を何回でも測定したい患者さんには、チップあるいは電極がなくなっても血糖が測定できることから、大変お役に立てると思います。
ただし、この器機は、妊娠している方、人工透析を受けている方、ペースメーカーを植え込んでいる方、6歳未満の方は使用できません。
当院でも、このリブレの使用が可能になりました。ご希望の患者さんは、院長あるいは当院スタッフまでお申し出下さい。ご使用の際には、スタッフが操作方法を指導させて頂きます。
尚、リブレの保険適応でない方も、自費での使用が可能です。その場合は、読み取り機は1個8,000円、センサーは1個7,500円でご提供させて頂きます。
読み取り機は1度ご購入頂ければ結構ですが、センサーは、2週間ごとに交換が必要ですので、その度に購入費用がかかります。

糖尿病の治療

糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法です。

運動療法
糖尿病の状態や、合併症の程度により制限されることもありますが、食事療法は、糖尿病の種類を問わず、最も重要な治療法です。
食事療法
主に管理栄養士による食事指導で行われることがほとんどです。当院では、常勤の管理栄養士が、いつでも栄養相談を行える体制を整えております。
詳しいことにつきましては、栄養相談の部分をご参照下さい。

食事療法・運動療法にても血糖コントロールが不十分(通常は、HbA1cが7 %以上:年齢、治療法により異なります)な場合には、薬物療法の適応になります。
薬物療法には、飲み薬、注射による薬、インスリン注射があります。
1型糖尿病の場合には、インスリン療法と一部の飲み薬しか方法がありませんが、
2型糖尿病の場合には、様々な治療方法の選択があります。また、飲み薬、注射による薬、インスリン注射薬も様々な種類がありますので、患者さん一人一人の状態により、異なる治療方法を選択する必要があります。その場合、やはり糖尿病の専門医は、様々な患者さんの治療を経験しておりますので、より患者さんに合った治療方法を提案できると思われます。
例えば、インスリン治療につきましても、最終的に使用するのではなく、最初に使用し、インスリンを産生する膵β細胞を休めることにより、膵β細胞の復活を促し、インスリン治療から飲み薬による治療に変更することも可能です。
糖尿病専門医についての詳しいことや、専門医の検索につきましては、医師・スタッフ紹介ページをご参照下さい。
 

糖尿病の新しい薬

1.糖尿病の最も新しい薬は、2014年4月に発売されたSGLT2阻害薬です。
SGLT2とは、腎臓にあり、尿に出たブドウ糖を血液中に戻す役割があります。
SGLT2阻害薬は、その作用を阻害して、尿としてたくさんのブドウ糖を体外に排泄し、血糖値を下げる薬です。

特徴としては、この薬だけの服用あるいは、その他の糖尿病の薬でも低血糖を起こしにくい薬と一緒に飲めば、低血糖がほとんど起こらないことです。
また、体重や血圧、尿酸値を下げる作用もあります。
最近の臨床試験では、心血管死を38%も抑制する効果が発表されました。

副作用としては、尿にたくさんのブドウ糖が存在しますので、尿路感染症(膀胱炎など)や性器感染症(膣カンジダ症、亀頭炎など)を起こしやすくなることです。
また、尿が濃くなりますので、トイレの回数や尿の量が増えます。そのため、体の水分が減少して脱水になりますので、水分を多く摂取することが必要です。そうしないと脳梗塞などの血管がつまる病気が起こりやすくなります。

この薬の適応は、65歳以下、肥満があり、腎臓の悪くない2型糖尿病の患者さんですが、その適応は今後広がると思われます。

2.次に、今まで毎日飲まなければならなかったDPP-4阻害薬に、1週間に1度の内服でいい薬が登場したことです。DPP-4阻害薬は、食後に腸から分泌され、膵臓からのインスリン分泌を増やすGLP-1というホルモンの分解を抑制する薬です。この薬は2型糖尿病患者さんの内服薬の約7割を占めると言われています。

この週に1回の薬は、飲み忘れを少なくしたり、内服に介助が必要な患者さんの介護者の負担軽減に寄与するものと思われます。

しかし、この薬は2015年5月に発売されたばかりですので、2016年5月までは2週間分(2錠)までしか処方してもらえません。この薬を希望される患者さんは、大きな病院よりも、個人医院でもらうことをお勧めします。

3.最後に、注射薬ですが、DPP-4阻害薬よりも強くインスリン分泌を増やすGLP-1受容体作動薬があります。毎日注射するタイプと1週間に1回でいいタイプがありますが、今までの週に1回のタイプのものは、注射手技が煩雑でした。しかし、2015年9月に非常に簡単に注射できるものが発売になりました。原則自分で注射する薬ですので、おおきなメリットがあります。しかし、2016年9月までは2回分までの注射しか処方してもらえませんので、やはり個人医院でもらうことをお勧めします。また個人医院でしたら、自分や家族が注射できない患者さんでも、通院で治療を受けることも可能です。

栄養相談

当院では、常勤の管理栄養士による栄養相談を、いつでも受けられる体制を整えています。
 
1回の栄養相談のおおよその所要時間は、初回は30分、2回目以降は20分です。
 
栄養相談を受けて頂ける病気としましては、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)、痛風、高度肥満症(肥満度*1+40%以上あるいはBMI*2が30以上)、腎臓病、貧血などです。
*1:肥満度(%)=(実測体重-標準体重)÷標準体重×100
標準体重(kg)=身長(m)x身長(m)x22
*2:BMI=実測体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
 
特に糖尿病は、食事療法、運動療法が治療の基本ですので、栄養相談にて食事療法の方法を習得することは大変重要で、糖尿病と診断されてから、なるべく早期に栄養相談を受けて頂くことをお勧めします。

栄養士による詳しい相談内容はこちら>>
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